仮想通貨取引所 bitFlyerは11日、ビットコインキャッシュ(BTH)のハードフォークに伴い、ビットコインキャッシュの預入・送付サービスを一時停止すると発表した。
ハードフォークは、5月16日(水)の午前1〜3時にかけて行われ、サービスはハードフォークの約1時間前から停止される予定だ。
なお、bitFlyerでは以下のサービスは問題なく利用できるとしている。
・ BCH/JPY 売買
・ bitFlyer Lightning での BCH/BTC 売買サービス
なお、新しいチェーンへの移行は自動的に行われ、ビットコインキャッシュ保有者が手続きをする必要はない。
サービスの再開は、ビットコインキャッシュ、ならびにブロックチェーンの安定稼働を確認後に予定されている。
ビットコインキャッシュの預入・送付を予定しているユーザーは、ハードフォークに備えておこう。
なお、その他の取引所(Zaif、BitBank)では、ハードフォーク時に関しても通常どおり制限をかけずに対応を行うと発表している。
ビットコインキャッシュのハードフォークで何が変わるのか
今回予定されているハードフォークでは、以下の2つが目的となっている。
・ ブロックサイズを8MB→32MBまで引き上げ
・ オペコードを書き換え、基礎的なスマートコントラクトシステムの導入
前者は、単純に処理能力が向上し、送金詰まりや送金速度の向上が期待できる。
後者は、あくまで可能性の段階ではあるが、イーサリアムのような機能を持ったコードが追加されるとしている。
総じて、市場からは好材料として期待されているようだ。
変動の激しいビットコインキャッシュ相場。今後はどうなる?
今回のハードフォークは、ビットコインキャッシュにとって好材料だ。
他に、アメリカの大手取引所「コインベース」が取扱を開始するなど、2018年でも特に「通貨として採用される可能性の高いコイン」として注目されている。
直近では下降する傾向のあるビットコインキャッシュだが、ハードフォーク以後は価格が上昇する可能性が高い。ホルダーは備えておこう。